肩が痛い
- 腕が上がらない
- 夜痛みで寝れない
- 腕が常にだるい
- 肩を動かすと痛む
- 腕や指にしびれがある
肩の痛みとなる原因
肩の痛みは、筋肉の慢性的な疲労と血行不良が深く関わっています。長時間のデスクワークやスマートフォン操作による不良姿勢、運動不足は肩や首の筋肉を過度に緊張させ、血管を圧迫し、酸素や栄養素の供給を滞らせます。これが、肩のこりや重だるさ、そして痛みの根本原因となることが多いです。
また、加齢とともに肩関節周囲の組織(腱、靭帯、関節包)に炎症や変性が生じることで、いわゆる四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)を発症します。腱板と呼ばれる肩のインナーマッスルが、使いすぎや外傷によって損傷することも、強い痛みの原因となります。
さらに、姿勢の悪さは肩への負担を増大させます。猫背は肩を内側に丸め込み、首や背中の筋肉にも悪影響を及ぼし、肩の筋肉を過剰に緊張させます。
その他、首の神経が圧迫されることによる神経痛、まれに内臓の病気が原因で肩に痛みが現れること、精神的なストレスや体の冷えも痛みを悪化させる要因となります。このように、肩の痛みは単一の原因だけでなく、様々な要因が複雑に絡み合って生じることが少なくありません。
肩が痛い時に考えられる疾患や状態
●四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
肩関節周辺の組織が炎症を起こし、肩の痛みや動かしづらさが生じます。加齢に伴い発症しやすいです。
●腱板損傷(回旋筋腱板損傷)
肩を動かす筋肉(腱板)が部分的または完全に断裂し、痛みや筋力低下が現れます。スポーツや転倒が原因になることもあります。
●石灰沈着性腱板炎
腱板にカルシウムが沈着し、急激な肩の痛みを引き起こします。突然痛み出すのが特徴です。
●肩関節脱臼
肩の骨が関節から外れる状態で、外傷やスポーツで発生します。再発しやすいのも特徴です。
●肩インピンジメント症候群
肩を上げた際に、腱板や滑液包が骨とこすれて炎症を起こす疾患です。動作時の痛みが特徴です。
●上腕二頭筋長頭腱炎
肩の前側にある筋の腱が炎症を起こし、前方の痛みや力が入りにくくなることがあります。
●変形性肩関節症
関節軟骨のすり減りにより、肩関節が変形し痛みや可動域の制限が起こる加齢性の疾患です。
伊勢崎てらい整骨院での治療方法
肩の治療は、患者様の根本原因をみつけて、症状、経過から炎症の有無を判断し、現在の身体に適した治療をすることが大切です。筋肉や腱が固くなっている時は、筋・筋膜調整やトリガーポイントはりを治療します。肩関節の拘縮時は、関節モビリゼーションといって関節の動く範囲を広げる治療をします。姿勢が悪く、首の影響で肩が動きにくい方は、首・肩の骨格矯正をします。但し、炎症が起きている時や、痛みがとても強い時は、無理な治療をせずに、電気治療や超音波をかけたりすることもあります。
患者様を悩ませている痛みを出来る限り早く解消するために、肩周囲の根本原因みつけて、的確な治療をしていきます。