「立ち上がる時に膝が痛む」「階段の上り下りがつらい」「歩いていると膝がギシギシする」…もし、このような膝の痛みでお悩みなら、それは放っておくと日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。
このブログでは、膝の痛みの主な原因から、ご自宅でできる予防法、そして改善策までを分かりやすく解説します。
1. 膝の痛み、その正体とは?
膝の痛みと一言で言っても、その原因は様々です。大きく分けて、以下のようなものが挙げられます。
- 変形性膝関節症: 加齢とともに膝の軟骨がすり減り、骨同士がぶつかり合うことで炎症や痛みを引き起こします。日本人に最も多い膝の痛みの原因とされています。
- 半月板損傷: 膝関節の中にあるC字型の軟骨「半月板」が、スポーツ中のひねりや強い衝撃、あるいは加齢による変化で損傷することで痛みが生じます。
- 靭帯損傷: 膝関節を安定させている靭帯(前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯など)が、スポーツ中の激しい動きや事故などで損傷することで、痛みや不安定感が生じます。
- ジャンパー膝(膝蓋腱炎): ジャンプ動作を繰り返すスポーツ選手に多く見られる、膝のお皿の下にある腱(膝蓋腱)の炎症です。
- ランナー膝(腸脛靭帯炎): 長距離走などで膝の外側にある腸脛靭帯と骨がこすれ合うことで炎症を起こし、膝の外側に痛みが生じます。
- 鵞足炎(がそくえん): 膝の内側にある鵞足という腱が集まる部位に炎症が起きることで痛みが生じます。
- 関節ねずみ(遊離体): 膝関節内の軟骨や骨の一部が剥がれて、関節内を移動し、引っかかりや痛みを引き起こすことがあります。
- その他: 痛風やリウマチなどの全身性の病気が原因で膝に痛みが出ることもあります。
2. 膝の痛みを予防するために今日からできること
膝の痛みは、日頃の生活習慣や体の使い方によって悪化することもあれば、予防することも可能です。
1. 適正体重の維持
体重が増えれば増えるほど、膝にかかる負担は大きくなります。例えば、体重が1kg増えると、歩行時にはその約3倍、階段の上り下りでは約7倍もの負担が膝にかかると言われています。適正体重を維持することは、膝への負担を軽減し、痛みの予防に繋がります。
2. 膝に負担の少ない歩き方を意識する
ガニ股や内股など、膝に負担をかける歩き方は避けるようにしましょう。理想は、足の裏全体で着地し、足の指で地面を蹴り出すような歩き方です。また、クッション性の良い靴を選ぶことも大切です。
3. 膝周りの筋力アップ
膝を支える太ももの筋肉(大腿四頭筋やハムストリングス)やお尻の筋肉(殿筋群)を鍛えることは、膝関節の安定性を高め、負担を軽減するために非常に重要です。
- スクワット: 椅子に座るようにゆっくりと腰を落とし、膝がつま先よりも前に出ないように注意します。
- レッグエクステンション: 椅子に座って、膝を伸ばす運動です。太ももの前側に効きます。
- レッグカール: うつ伏せになり、膝を曲げてかかとをお尻に近づける運動です。太ももの裏側に効きます。
4. 適度な運動とストレッチ
いきなり激しい運動をするのではなく、ウォーキングや水中ウォーキング、サイクリングなど、膝への負担が少ない運動から始めるのがおすすめです。運動前後のストレッチも忘れずに行い、筋肉の柔軟性を保ちましょう。特に、太ももの前側、裏側、ふくらはぎのストレッチは重要です。
5. 冷え対策
膝を冷やすと、血行が悪くなり痛みが悪化することがあります。寒い時期はもちろん、夏場のエアコン対策なども含め、ひざ掛けやサポーターなどで膝を温めるようにしましょう。
3. 痛みが起きてしまったら?効果的な改善策
もしすでに膝の痛みを感じている場合でも、諦める必要はありません。適切なケアで症状を和らげ、改善に導くことができます。
1. 安静とアイシング(急性期の場合)
痛みが強く、炎症が起きているような場合は、無理せず安静にすることが第一です。患部を冷やす(アイシング)ことで、炎症を抑え痛みを和らげる効果が期待できます。ビニール袋に氷と少量の水を入れて、15~20分程度、患部に当てましょう。
2. 温める(慢性期の場合)
痛みが慢性化している場合や、冷えによる痛みの場合は、温めることで血行を促進し、痛みを和らげることができます。入浴やホットパックなどを活用しましょう。
3. ストレッチと軽い運動
痛みが落ち着いてきたら、膝に負担の少ないストレッチや運動を徐々に再開しましょう。膝関節の可動域を広げ、周囲の筋肉をほぐすことで、痛みの緩和に繋がります。無理のない範囲で、ゆっくりと行うことが大切です。
4. 専門家による施術・指導
自己流のケアではなかなか改善しない場合や、痛みが強い場合は、迷わず専門家を頼りましょう。整骨院では、膝の痛みの原因を特定し、一人ひとりに合わせた施術を行います。
- 手技療法: 膝周りの筋肉の緊張をほぐし、関節の動きを改善します。
- 電気療法: 痛みを和らげ、炎症を抑える効果が期待できます。
- 運動療法: 膝の痛みに合わせた筋力トレーニングやストレッチ指導を行います。
- 姿勢指導・生活習慣のアドバイス: 痛みの根本原因となる姿勢や生活習慣を見直し、改善のためのアドバイスを行います。
諦めないで!専門家と一緒に膝の痛みを改善しましょう
膝の痛みは、日常生活の質を大きく低下させます。「もう歳だから…」と諦める必要はありません。
当院では、丁寧なカウンセリングと検査で、あなたの膝の痛みの原因をしっかりと見極めます。そして、痛みを和らげるだけでなく、再発しにくい体づくりまでサポートいたします。
「この痛み、いつまで続くんだろう…」と不安に感じている方も、ぜひ一度ご相談ください。私たちと一緒に、痛みなく快適な毎日を取り戻しましょう。
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投稿日: 2025/06/09